内臓疾患と腰痛について
胃・十二指腸潰瘍、腎結石、子宮筋腫そして癌の骨転移など、内臓の病気が原因で腰痛を起すことがあります。
腰痛の原因が内臓疾患の場合、痛みの箇所がはっきりしないことが多いようです。
症状が長く続く場合には、整形外科を受診し、適切な診断、医療を受けることが大切です。
ここでは腰痛を起す内臓疾患として、腎臓疾患を取り上げてみたいと思います。
腎臓から繋がる神経と腰から繋がる神経は同じルートを共有しているため、腎臓に痛みが生じると、腰にコリを感じることがよくあります。
このコリが腎臓からの関連痛なのか、それとも腰痛なのかを、自分で見分けることのできる方法があります。
但し、痛みの原因が腎臓ではなく腰である場合には、症状を悪化させる可能性が大きいので、十分に注意して行うことが大切です。
1 まっすぐ立ち、足を肩幅に開く。
2 両腕を前に出し、大きくジャンプする。
3 衝撃が体に伝わるように、膝やつま先のクッションを使わず、かかとから着地する。
着地の際に腰の奥に響くような痛みを感じる場合は、腎臓に問題が生じている可能性があります。
腎臓は血液をキレイにする器官で、血液中の老廃物をろ過して尿と共に排泄し、きれいにした血液を再び体内に循環させます。
その腎臓が変調によって腫れるなどすると、振動が及ぶことで痛みを感じやすくなります。
もし上に挙げたような方法で腰の奥に痛みを感じた場合には、整形外科ではなく、内科を受診する必要があるでしょう。
但し、これはあくまでも素人判断です。
本当の原因はきちんと医療機関にかからなければ分かりません。
自己判断で病気を判断しないよう、注意してください。
またこの方法は、とくに腰に痛みを感じていない人が日常的に腎臓の調子を確かめるためにも有効です。
定期的に自己診断をして、健康管理に役立ててくださいね。
内臓疾患と腰痛についてでした。