腰痛になる要素について
子供の世話で腰痛になってしまった! という方も多いことでしょう。
育児という労働には、腰痛になる要素が満載です。
子供が生まれてから歩くようになるまでの間は、一緒に移動するためには常に抱っこしなければなりません。
ベビーカーがあるとはいってもいつも機嫌よく乗ってくれるとは限りませんし、そもそも乗せたり降ろしたりといった動作だけでも腰にはかなりの負担がかかります。
子供を床から持ち上げたり、降ろしたり、ひっくり返って頭を打たないように支えたり、寝かしつけるためにおんぶしたり……。
そうやって世話をしているうちに、腰痛になってしまうというのははよくあることです。
しかも、生まれた時には3キロ前後の赤ちゃんも、立って歩くようになるころには10キロ前後になっているわけですから、世話をする人の負担は相当なものです。
じっと動かない荷物でも、10キロの物を繰り返し持ち上げたり降ろしたりしていれば、かなりの確立で腰痛になるでしょう。
それが動き回って暴れる子供となれば、腰痛にならないほうが不思議というものです。
出産で緩んだ靱帯や関節は、産後6ヶ月もすればほぼ元通りになります。
また、新生児の状態から赤ちゃんの世話をするうちに腕力も体力も出産前より自然に増して、難なく育児を進められるというケースももちろんあります。
しかし中には、妊娠・出産で緩んだ骨盤が本来あるべき状態に戻らずに、歪んでしまうことで体のあちこちに不具合が生じたり、骨盤には問題は無いが育児労働の影響で腰を痛めてしまう、といったケースもあります。
これを防止するための一番の対策は、何といっても妊娠前に体をよく鍛えておくことですが、これは実際に腰痛になってしまってからではどうにもなりません。
腰痛の人が専門家に相談せずに過度の運動やストレッチを行うと、余計に症状を悪化させてしまうからです。
もちろん、専門家のアドバイスを受けながら少しずつ筋力をアップさせるのは良い方法ですが、これには少々時間がかかります。
子育て中のお母さんの腰痛対策として一番手軽でお勧めなのは、やはり「腰痛ベルト」ではないでしょうか。
中には装着した途端に症状が無くなった! というケースもありますし、価格も手頃なものがありますから、試してみて損は無いと思います。
腰痛になる要素についてでした。