妊娠の時に腰痛になったら?
妊娠中、及び産後に腰痛になる方が多いようです。
無理もありませんよね。
妊娠すると、女性の体はびっくりするくらい変化して、大きく前に突き出たお腹を支えるために、それまでとは全く違ったバランスで生活しなければなりません。
何しろ40週の間に体重が10キロ前後も増え、それもお腹ばかりが前に突き出すわけですから、腰に影響が無いわけがありません。
寝ても覚めても10キロのニモツを抱えているなんて、考えてみたら大変な労働なんですよね。
「腰痛によくない動作」として「重い荷物を持つ」が挙げられるくらいですから、妊婦さんが腰痛になるのはむしろ当然のことと言えるかもしれません。
ではどうしたらいいの?
妊娠中の腰痛は仕方ないものとして我慢するしかないの??
そうですね。
妊娠中には腰を支える筋肉を強化するための運動も思うようにはできないし、お腹が大きくなるのを止めることもできません。
妊娠中の腰痛を根本的に解決するのは無理と言うしかないでしょう。
但し、痛みを軽減するためにできることはいくつかあります。
3人の子供を腰痛を経て出産した私が、妊娠中に腰痛の軽減効果を実感できたのは、「抱き枕」です。
お腹が大きくなると、寝ていても腰が辛いんですよね。
寝返り一つ打つのも大変な労働です。
仰向けになんてなろうものなら、15キロのお腹に圧迫されて息が止まりそうになりますよね。
当然横向きで寝ることになりますが、それでもやっぱり寝苦しいんです。
そこで「抱き枕」です。
腕と足で抱きかかえるようにして寝ることで、意外なほど体のバランスが取りやすくなり、しっかりと熟睡できます。
体への負担が軽減されることで、目覚めた時の腰のだるさがかなり軽くなりますよ!