腰痛予防に効果のある栄養素
腰痛を予防するためには、普段の食事に気を使うことも大切です。
骨や筋肉を維持するための栄養素が十分に摂取できていないために、それらが弱くなり、結果的に腰痛を引き起こすことになるからです。
そこで、ここでは腰痛を予防するために大切な栄養素を紹介していきたいと思います。
●カルシウム
カルシウムが不足すると骨が弱くなるというのは皆さんご存知かと思いますが、それ以外にも、神経系や筋肉系の働きが悪くなるなどの影響が出ます。
また、骨粗しょう症が腰痛の原因となることもありますので、予防のために積極的に摂取したい栄養素です。
含有量の多い食品は、牛乳や乳製品、小魚などです。
●ビタミンD
ビタミンDは、カルシウムの吸収を助ける働きがあり、骨の形成には欠かせない栄養素です。
また、筋肉の収縮にも必要とされるため、不足すると骨粗しょう症や筋力低下を引き起こします。
但し、ビタミンDは過剰摂取すると動脈硬化のリスクが高まることが分かっていますので、サプリメントなどの利用には注意が必要です。
含有量の多い食品は、ウナギやサンマ、きくらげなどです。
●ビタミンE
ビタミンEは血行を良くする働きがあり、疲労物質を運び出し、酸素や栄養素を末梢神経に運ぶために欠かせない栄養素です。
また、血行が良くなることで腰痛などの不快な症状を和らげます。
含有量の多い食品は、アーモンドやかぼちゃ、イカなどです。
●メコバラミン
腰痛や肩こりを防止する効果があるとされている栄養素です。
末梢神経の傷を修復する働きがあり、それによって痺れや腰痛などの症状を緩和します。
多く含まれる食品は、レバーやカキなどです。
●ビタミンB1
ビタミンB1は、乳酸などの疲労物質が体内に蓄積するのを防ぎます。
また、炭水化物を分解してエネルギーに変える働きもあり、不足すると脳の働きが悪くなり末梢神経が正常に働かなくなるため、腰痛の原因になります。
含有量の多い食品は、ホッケやアジ、アサリなどの魚介類です。
腰痛予防に効果のある栄養素についてでした。