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産後直後の腰痛に関して


妊娠中だけでなく、産後にも腰痛になる方が多いようです。


妊娠中に起きた腰痛が産後も治らない方もいれば、妊娠中には無かった腰痛が産後に起こったという方もいます。


産後に起こる腰痛の原因には、「仙腸関節」に関するものが考えられます。
仙腸関節は骨盤の後方、左右にあり、靱帯で支えられています。


この靱帯が、出産の際の産道を確保するため、妊娠と出産の過程でゆるくなり、その影響で腰痛を起すのです。


また、産後の腰痛には「育児」も大きく関わっています。
赤ちゃんというのは、生まれたてでも3キロ前後の重さがあります。


それまで日常的に重いものを持つような経験の無かった方が、いきなり3キロの赤ちゃんを取り回さなければならないのですから、これは大変です。


3キロくらいたいしたことは無いように思いますが、いざやってみるとその重さにびっくりするものです。


赤ちゃんを長時間抱っこして、おっぱいをあげたり寝かしつけたりしているうちに、腕の感覚が無くなってしまった、ということも多いでしょう。


本来産後6週間から8週間ほどは、産褥器といって筋力や体力を回復させる期間で、できる限りゆっくりと過ごす必要があります。


しかし育児は待ってはくれないので、赤ちゃんが泣いていれば十分に体が回復していなくても世話をしなくてはなりません。


やむを得ないことですが、その負担が腰痛の原因となってしまいます。


これを防止するには、まず妊娠前に日常的に筋力を強化したり、体力をつけておくことが大切です。


しかしそれでも腰痛になってしまった場合には、「骨盤ベルト」を使用するという手もあります。


出産で緩んだ骨盤のサポートにもなりますので、試してみるというのもお勧めです。

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