腰痛の時の内臓の疾患は大丈夫?
内臓疾患が原因で、腰痛を起すケースがあります。
腰痛の主な原因となる内蔵疾患は、
●泌尿器系:膀胱炎・腎結石・尿管結石・各種の腫瘍
●生殖器系:子宮筋腫・子宮外妊娠・子宮内膜症・前立腺肥大・各種の腫瘍
●循環器:腹部大動脈瘤破裂
●消化器系:下痢・便秘・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・肝硬変・各種の腫瘍
●内分泌系:膵炎・膵腫瘍
などです。
肩甲骨の下から骨盤までの間に痛みの出るケースが多いようです。
内臓疾患による腰痛の特徴は、安静時でも痛み、体の動きに関係がないということです。
そしてだんだん症状が強くなります。
特に就寝時に痛みで目が覚めるなどの症状がある場合には、医療機関を受診し検査を受ける必要があるでしょう。
年配の方などは特に、多少体に痛みを感じても「ちょっと無理をしたからかな」「これくらい大丈夫」と我慢してしまい、病を悪化させてしまうことが多いようです。
確かに少し体を休めることで解決する痛みもありますが、そこに危険な病気が隠れている場合もありますので、少しでも違和感を感じたら自己判断はせず、積極的に医療機関を受診するようにしてください。
早めに発見することで、治癒も早くすることができますし、何よりも痛みを抱えたまま何日も我慢するのは辛いものです。
痛みがひどくなる前に、なるべく早く病院に行くことで、病気の悪化を防ぐのはもちろんですが、あなたの苦痛も多少なりとも軽く済ませることができるのです。
痛みを我慢することはないのです。
待合室が混んでいるかもしれないと思うと億劫になるかもしれませんが、「病院なんて大げさな」と思わずに、自分の身体を大切にしてくださいね。
腰痛の時の内臓の疾患は大丈夫?でした。